街の人にこの街のことを聞くと、「大塚さんなら知っているんじゃないかな?」と言われることがあります。この街で生まれ育ったおじいちゃんは花街として賑わった頃から今に至るまで、ずっとこの街のことを見てきました。

元々は酒屋さんで、そのときのそろばんなどが今でも使われています。

そんな大塚さんの感じる鳩の街の良さは「人と人との触れ合いがあって、下町ならではのざっくばらんに話ができるところ」
「デパートは沢山の商品の中から自分の欲しいものを選んで買えるけど、おばあちゃんたちは選ぶのが大変でしょ。買ったところで使い方もわからないし。だからここみたいに説明を受けて買えるところが必要なの。」
お客さんは昔からの常連さんが多く、「こんなものが欲しいんだけど…」という要望に応えて、商品を出してあげたりもします。
店の奥には常連さんとお話しするための椅子が置いてあります。そこで世間話(おばあちゃんは「情報収集」とおっしゃっていましたが)をするそうです。
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「若い人たちに街に来て欲しい。街に活気が出るじゃない。」とおっしゃる大塚さん。街のおススメは「こぐま」さんで、
「こぐまさんはいいわよね。とても良くしてくれるし、彼らが来てから活気も出て。」
どこか懐かしく、古いんだけれど可愛らしい雑貨が所せましと並べられた大塚商店。作りこまれた古さではなく、その自然さが街の雰囲気を柔らかくしているように感じられます。
大塚商店は鳩の街通り商店街の博物館のようなところでした。

古くもあり、可愛くもある雑貨が所せましと並んでいます。
インタビュー・撮影
早稲田大学 林信吾 飯沼伸二郎